まず確認すること
- 離れた場所から、胸や脇腹の動き、呼吸音、姿勢を見ます。捕まえて数えようとしないでください。
- 腹部を大きく使う、首を伸ばす、口を開けて呼吸する、横になって反応が鈍い、倒れるといった強い異変がないかを見ます。
- 鼻汁、目やに、くしゃみ、食欲低下、暑さ、痛みの様子が一緒に出ていないかを確認します。
- 室温と換気も確認しつつ、まずは刺激を減らせる静かな場所へ移します。
観察ポイント
呼吸が速い原因は感染症だけではありません。気道・肺の病気に加え、歯根や鼻腔の異常、心疾患、暑熱、痛み、強いストレスなどでも変化します。鼻汁の色や呼吸数だけで原因を決めることはできません。
安静時呼吸数を記録する場合は、デグーが休み、周囲を警戒していない時に、胸または脇腹の1往復を1回として30秒数え、2倍して1分値にします。時刻、室温、直前の運動や捕獲の有無も一緒に残します。公開研究では測定条件が一定せず、家庭で使えるデグー固有の単一の正常値・受診閾値を裏づける十分な根拠を確認できません。普段の同じ条件での値との違いを記録し、数値より呼吸努力、姿勢、意識状態を優先してください。
呼吸が苦しい時は、捕まえる、抱き上げる、追いかけるといった刺激だけでも悪化しやすくなります。反応が鈍い、ふらつく、ぐったりする、呼吸が明らかに苦しそうという状態なら、読み進めるより受診先の確保を優先してください。
初動
- 粉塵や煙、香料から離し、砂浴びは一時的に控えます。掃除のために追い回さず、刺激を最小限にします。
- 風通しの良い場所へ移しますが、寒暖差を極端につけず、無理に食べさせたり水を流し込んだりしません。
- 移動準備を優先し、キャリー内も熱がこもらないようにします。
受診の目安
腹部を大きく使う、首を伸ばす、口を開ける、粘膜の色が青白く見える、倒れる、反応が鈍いなどの呼吸困難は緊急です。今から受診先へ電話し、移動中も温度管理と静かな環境を保ちます。安静時の呼吸が普段より速い状態が続く、異常音、鼻汁、食欲低下が重なる場合も、固定時間まで待たず当日中に相談してください。