まず確認すること

  • 鼻先、耳、足を中心に円形やまだらの脱毛がないかを見ます。
  • フケ、鱗屑、かさぶた、軽いかゆみがあるかも確認します。
  • 家族の皮膚にかゆみや赤みが出ていないかも念のため確認します。

観察ポイント

皮膚糸状菌症はデグーでも報告があり、人にうつることがある感染症です。日本では、飼育デグーが感染源と考えられた人の体部白癬の症例が報告されています。軽い脱毛に見えても、原因が真菌なら同居個体や飼育者へ広がる可能性があります。

ただし、脱毛やフケは被毛かじり、寄生虫、外傷などでも起こり、形だけでは真菌と診断できません。獣医師が皮膚や被毛を調べ、必要な検査を選びます。自己判断でステロイドや抗真菌薬を塗ると診断や治療を遅らせることがあるため避けてください。

真菌が疑われる時の砂浴び

診断がつくまでは砂浴びを中止し、使用済みの砂は再利用せず密閉して処分します。砂、容器、ブラシ、敷材などを別個体と共用しないでください。砂や共有物には被毛や皮膚片が残り、接触を広げる可能性があります。再開時期や容器・ケージの消毒方法は、使用素材と治療内容に合わせて獣医師へ確認します。

初動

  • 世話の時は手袋と長袖を使い、接触後は石けんで手を洗います。免疫が低下している人は、可能なら別の人に世話を依頼します。
  • 同居個体や他のペットにも脱毛・皮膚症状がないか確認し、診察の要否を獣医師へ相談します。
  • 抜け毛や皮膚片を掃除し、寝床や接触面を清潔にします。消毒薬の種類・濃度・接触時間は自己流で決めず、獣医師の指示に従います。
  • 市販薬や人用外用薬は使わず、受診まで患部を刺激しないようにします。

受診の目安

早めに動物病院へ相談し、受診前に真菌を疑っていることを伝えてください。脱毛が広がる、かさぶたが増える、同居動物にも広がる場合は速やかに診察を受けます。家族の皮膚に輪状の赤みやかゆみが出た場合は、動物との接触歴を伝えて人の医療機関にも相談してください。